メニュー

弁護士ラボ 法律でお困りの方のための相談ネット弁護士ラボ 法律でお困りの方のための相談ネット

検索

その他

認知と国籍の話

様々な事情から,無戸籍・無国籍となってしまうお子さんが多数いらっしゃるということは,よく社会問題として取り上げられておりますので,ご存知の方も多いかと思います。
先日,当事務所にこのような相談が寄せられました。
「相手が認知してくれないので子供が無国籍の状態で困っている。」
お話を詳しく伺うと,お母さまが外国籍をお持ちの方で,お父様が日本国籍の方の事例でした。
「お母さまが外国籍なら子供は外国籍を取れるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが,事態はもう少し複雑です。
実は,国ごとに,国籍取得の要件というものが定められているのですが,それが結構バラバラだったりするのです。
ちなみに,このお母さまの国の国籍取得要件としては,「親が5年以上本国に住居を有していたこと」というものがありました。
なお,お母さまは外国籍のご両親から生まれ,日本でずっと育ってきたため,国籍国には滞在したことがなかったのです。
お子さんの日本国籍を取得するためには,お父様の認知が必要となるのですが,いろんなところに相談したが,結局自分ではどうしてよいかわからず当事務所にいらっしゃいました。
国籍取得のためには法務局での手続がありますし,お父様に認知していただくためにはお父様の本籍地を所管する自治体の戸籍窓口での手続があります。しかし,そういった手続は法律の専門家の助言なしに行うには実は結構難しいのです。
当事務所で取り扱った本件は,お父様の認知を無事取り付けまして,国籍取得のための手続もご案内して,依頼者を送り出すことができました。

関連記事