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離婚

【弁護士の小話】元妻が再婚した!養育費は払い続けなくてはいけないのか?子供に会えなくなるのか?

元妻が再婚しても実父が子供と会えなくなるわけではない

 

皆さんこんにちは。

 

先日,養育費に関するご相談がありました。「別れた妻が再婚して,自分の子どもと共に,新しい夫と一緒に住んでいる。それでも,離婚したときに決められた額の養育費を支払わなくてはいけないのか?」というのが,ご相談の概略です。

 

 

養育費は子供が再婚相手と養子縁組してるか否か

まず,そのお子さんが,再婚相手男性と養子縁組しているかどうかがです。養子縁組していれば,再婚相手男性(養父)は養子の扶養義務を負います。していなければ,原則として扶養義務がありません。

 

ただし,事実の問題としては,養子縁組していてもしていなくても,再婚先が裕福であれば,養育費減額調停を起こすことが多いようです。減額が通るかどうかは,事案にもよりますので,何とも言えませんが。

 

しかし、「相手が再婚したからといって,ただちに養育費支払義務がなくなる,あるいは減額してもいい,と言うことにはなりません。任意で,又は調停で,話し合い,合意することが必要です。

 

 

 

子供に会えなくなることはない

それから,元配偶者が再婚した途端に,子供に会えなくなった,というご相談も良くあります。

 

元妻が再婚しようとしまいと,実の父子関係はなくなりませんので,実父が面会交流権を持つことは間違いありません。

 

せっかく再婚して,新しい家庭を築くときに,前の夫に出てきて欲しくないという妻の気持ちも分からないではないですが,「再婚したから」「面会させない」というのはなかなかとおりません。

 

まとめ

 

離婚後,妻と夫ではなくなっても,子の母と父として,信頼関係を持つ,というのは,言うは易し,実際にはなかなか難しいことですね。ただ,面会交流に際しては,子どものことを最優先に考えるべきことは,確かです。何かお悩み事がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京大学法学部司法学科卒業。最高裁判所司法研修所修了後、裁判官に任官し、横浜地方裁判所、名古屋地方裁判所家庭裁判所豊橋支部、横浜地方裁判所家庭裁判所川崎支部判事補、東京地方裁判所家庭裁判所八王子支部、浦和家庭裁判所、水戸地方裁判所家庭裁判所土浦支部、静岡地方裁判所浜松支部判事。退官後、弁護士法人はるか栃木支部栃木宇都宮法律事務所勤務。

裁判官時代は、主に家事事件(離婚・財産分与・親権・面会交流・遺産分割・遺言)等を担当した。 専門書の執筆も多く、 古典・小説を愛し、知識も豊富である。 短歌も詠み歌歴30年という趣味も持つ。栃木県弁護士会では総務委員会に加入している。