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    認知と国籍の話

    様々な事情から,無戸籍・無国籍となってしまうお子さんが多数いらっしゃるということは,よく社会問題として取り上げられておりますので,ご存知の方も多いかと思います。
    先日,当事務所にこのような相談が寄せられました。
    相手が認知してくれないので子供が無国籍の状態で困っている
    お話を詳しく伺うと,お母さまが外国籍をお持ちの方で,お父様が日本国籍の方の事例でした。
    お母さまが外国籍なら子供は外国籍を取れるんじゃないの?と思われるかもしれませんが,事態はもう少し複雑です。
    実は,国ごとに,国籍取得の要件というものが定められているのですが,それが結構バラバラだったりするのです。
    ちなみに,このお母さまの国の国籍取得要件としては,「親が5年以上本国に住居を有していたことというものがありました。
    なお,お母さまは外国籍のご両親から生まれ,日本でずっと育ってきたため,国籍国には滞在したことがなかったのです。
    お子さんの日本国籍を取得するためには,お父様の認知が必要となるのですが,いろんなところに相談したが,結局自分ではどうしてよいかわからず当事務所にいらっしゃいました。
    国籍取得のためには法務局での手続がありますし,お父様に認知していただくためにはお父様の本籍地を所管する自治体の戸籍窓口での手続があります。しかし,そういった手続は法律の専門家の助言なしに行うには実は結構難しいのです。
    当事務所で取り扱った本件は,お父様の認知を無事取り付けまして,国籍取得のための手続もご案内して,依頼者を送り出すことができました。

    東京大学法学部司法学科卒業。最高裁判所司法研修所修了後、裁判官に任官し、横浜地方裁判所、名古屋地方裁判所家庭裁判所豊橋支部、横浜地方裁判所家庭裁判所川崎支部判事補、東京地方裁判所家庭裁判所八王子支部、浦和家庭裁判所、水戸地方裁判所家庭裁判所土浦支部、静岡地方裁判所浜松支部判事。退官後、弁護士法人はるか栃木支部栃木宇都宮法律事務所勤務。

    裁判官時代は、主に家事事件(離婚・財産分与・親権・面会交流・遺産分割・遺言)等を担当した。 専門書の執筆も多く、 古典・小説を愛し、知識も豊富である。 短歌も詠み歌歴30年という趣味も持つ。栃木県弁護士会では総務委員会に加入している。

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